Hakkun sprint
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はっくんスプリントとは
はっくんスプリントは規定のオブジェクトを連続で10個、誰が一番速く作ることができるか?を競うゲームです。 このワークは、はっくんビルディングの次にやるべきワークで、ワークの目的として、はっくんビルディングではなんとなく使うことができていた繰り返し文を、より正確に理解できるようにすることです。
はっくんスプリントのルール
はっくんスプリントのルールは、
- 規定のオブジェクトを連続で10個作ること
- 10個より多い、または少ない場合は失格
- オブジェクトは隣接していないこと
- 同じ素材のオブジェクトであること
※隣接や、同じ素材の部分ははっくんビルディングのルールと同じです。
時間の計測は、プログラムの終了時間で比較をします。そのため、ストップウォッチなどを用いて目測で計測した時間ではなく、作成完了しプログラムが終了した時間であるという事を説明してく必要があります。
はっくんスプリントの準備
速さを競うゲームなので、スタートは厳密でなけばなりません。そのため、スタートはレッドストーン信号を用います。
フィールドに等間隔にレッドストーン信号を受けるためのブロックを配置し、全部に信号が届くようにレッドストーンパウダーを置いてきます。
このとき、気をつけてないといけないのは、レッドストーンパウダーは最大で15ブロックまでしか届かないです。 そして、届かない場合はレッドストーンリピーターなどをつかって延長をするのは基本なのですが、これを使うとと遅延が発生してしまうため、スタートのタイミングを同じにする仕組みとしては使いたくありません。 そこで、次のような回路をもちいて遅延なしで延長をします。
このように、ピストンを使って、レッドストーンブロックを動かして延長をすると遅延がなくなります。
また、コース自体は、まっすぐ連続で作るという前提にしておいたほうが数を数えやすいので、コースには禁止ブロックを埋め込んでおくとよいです。
毎回作るのは大変なので、一度つくっておいてそれを流用するのがベストです。
自分で作ったほうが楽しいとは思いますが、手間もかかります。
その場合は、はっくんビルディングのマップに、スプリント用のコースもありますので、こちらを使ってもいいです。
自由に改変しても問題ありません。
スタート用のレーバは、コースの下のほうにあります。
はっくんスプリントのすすめかた
レッドストーン信号を待つの説明
次の図のように、はっくんをスタート位置に置いて、レッドストーン信号を送るとはっくんが自動で動き出すことをデモンストレーションし説明をしてください。
プログラムは次のような例を作って、実際に動かすところまで説明をするとより理解しやすいです。
オブジェクトの発表
動く仕組みを説明したら、次は、作成するオブジェクトを発表します。 オブジェクトは過去に作ったものや、新しいものでもかまいません。 ですが、最初は、ちょっと簡単なものがよいとおもいます。
例えば、次のようなオブジェクトだと作りやすいし、結果にもばらつきがでて面白いです。
砂 12:0、 赤いコンクリート 251:14 |
練習の開始
10個つくるべきオブエジェクトを発表したら、すぐに練習時間です。 このとき、各はっくんのモードをクリエイティブモードにしておくことを忘れないでください。
練習時間は10分ぐらいがちょうどよいです。
練習時間の間は、基本的に生徒をみてまわりながら何か操作方法で困っていないかみてまわってください。 とくに勝つためのポイントやプログラムの作り方を丁寧に教える必要はないとおもいます。
はっくんスプリントは、一回ではなく、90分の間に4、5回は繰り返して行いますので、失敗をしながら学んでいくことを期待しています。
練習時間の終了
時間がきたら、「タイムアップがきました」と皆に説明し、練習時間はこれ以上必要ないか聞いてみてください。
もし、このとき、もっと欲しいとう個が数人いたら、人数*1分程度練習時間を伸ばしてあげるとよいです。
とはいっても、練習時間の延長は最大でも3回ぐらいまでにしておいたほうがよいでしょう。
時間内に作れなかった場合でも、次があるということで、最低でもレッドストーン信号でスタートするところまでは入れて、練習を中断してもらいます。
はっくんを競技会場に移動
はっくんを会場に移動するにはコマンドを使います。
移動したい場所に、あなたが移動し、そこで
/teacher gather <各はっくん同士の間隔> <整列したい報告 right, left, center デフォルトはcenter>
と入力します。
図の場合だと、間に7ブロックなので
/teacher gather 7
とやるとプレイヤーを中心に7ブロックの間隔ではっくんが整列します。
プログラムのスタート
整列が済んだら、全員に ”レッドストーン信号が入るまで待つ” を入れたかどうか確認し、「入れたならスタートをしてください。」 といいます。
たまに、いれないでスタートした場合は、修正も方法を各自に説明してまわります。
全員が準備完了になることを teacher 画面で確認し、
レース開始
「スタート」の合図でレバーのスイッチをいれて、一斉にスタートをさせます。
そして、視界をよくするため、F1キーで、アイテムやログなどを消した状態で、中継をします。